top of page

生活スタイルに合わせてキッチンを考える

今日とある打ち合わせの資料として、図面だけだとイメージが伝わらないと思い簡単にですがイラストパースを描きました。


図面だとこんな感じで、今回はコンロ台とシンク台を分けた、セパレートタイプのキッチンを提案しています。これだけだと当然ですが私の頭の中のイメージは全く伝わりませんね…



そこで、こんなイラストパースを描きました。細かい所までは描いていませんが、おおよそイメージは伝わったようです。


このお宅は60代ご夫婦の為のお住まいをリノベーションする計画です。

奥様は現在もシフト制によるお仕事をしており、シフトによっては昼夜逆転の生活もしています。一人でサッと食事を済ませるケースもあるでしょうし、ご主人だけのケースも考えられます。

しかも揃ってもお二人だけですから、大きなダイニングテーブルではなく、シンク台の一部を作業台とテーブルを兼用して使ったら便利かなと思い、この形を提案しました。


先日記事にした、憑依型による間取り検討により導き出された形ですね(笑)

セパレートキッチンの利点は、横移動が少なく振り向くだけで全てに手が届き、効率的に料理を作る事ができる所です。

実質作業スペースも増えるので、2人での同時調理にも向いています。


また、私も毎週末にキッチンに立つ身として感じるのは、システムキッチンは収納力はあるけれどイチイチ扉を開けたり引き出しを開けて器具を出し入れするのが非常にめんどくさいです。

また、奥の方に物が落ちたり食材がこぼれたり、湿気も溜まってかえって不衛生になったりもします。こう、書きたくない名前の虫とかの住処になったらもう最悪です。


いっそのこと完全にオープンにしてしまって、棚をつけて、器具を置いた方が掃除もしやすいし湿気もたまらないし、という事で個人的にはオープンなキッチンをお勧めしています。


既製品のキッチンを採用できればコストも抑えられますが、今回は柱が抜けなかった為既製品サイズは入らないので、完全にオリジナルで作ることにしました。

これだけシンプルな作りなら、むしろメーカー品よりも安く作れる可能性も十分にあります。


という様な提案を打ち合わせでしたところ、無事にこんなキッチンで進める事に決まりました。楽しみです!



という打ち合わせを午前中に終え、午後は住学(住まいの学校)の番外編と称した同業者メンバー向けの見学会に参加してきたのですが…(その詳細はまた明日にするとして


そのお宅のキッチンがすっごく素敵で、あ、こっちに変えようかなと思ってしまいました(笑)


そのキッチンがこちら。

はい、もう素敵すぎますね。大好物です。


L型キッチン+ひと繋ぎのテーブルという構成です。

こちらもご夫婦お二人のお住まいという事で、テーブルも最小限のサイズでした。


L型キッチンって隅になる部分がデッドスペースになりがちなので敬遠していましたが、このキッチンみたいに下部が完全にオープンであれば問題ないなぁと勉強になりました。


もう、サイズ感も完璧なのでこのまんま真似しようかと思うほどです(笑)


来週、先ほどのお宅の契約なのですが、それまでしばらく一人で悩むとします…

閲覧数:57回0件のコメント
bottom of page